Japanese Curry AwardsJapanese Curry Awards

AWARDS

名誉賞

デリー

(東京)
住所: 東京都文京区湯島3-42-2 他
電話: 03-3831-7311 他

「デリー」と聞けば、黒茶褐色で辛党も大満足の「カシミールカレー」、赤茶色で、タマネギの旨みをとことん凝縮した風味の「コルマカレー」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 ともに、「一度食べればまた食べたくなる」のが特徴で、すでに35年超通っている私自身も、少しタイミングが空くと、食べたい症候群にかられてしまうー。そんな魅力が多くのカレーファンを引きつけ、記念すべき第1回JCA表彰で満場一致で「名誉賞」に輝いた証なのだと思います。

 「デリー好き」には、十人十色の好みのツボがあり、「上野店でタンドリーチキンセットで生ビールで喉を潤してから、コルマカレー」、「銀座店の落ち着いた雰囲気の中でしっくりとコースでインド・パキスタン料理をグループで楽しむ」などシチュエーションも分かれます。

 私のツボは辛党だけに、「カシミールカレーのベリーベリーホット、肉はポーク(※通常はチキン)。一緒にトマトベースのラッサムカレー」です。元々が辛い「カシミールカレー」をさらに辛さを増強するリクエストなんですが、「デリー」ではそんなわがままなオーダーにも、「炒ったコリアンダーシードで香味と爽やかさ、ガーリックパウダーで旨みを加え、辛さを強めつつ、全体のバランスは変わらずー」と味への配慮は怠りません。そして「カシミール」をスープのように味わってから、ライスに浸します。。ここにテーブル常備のオニオンアチャールをたっぷりと乗せたり、時によっては「ラッサムスープ」や「コルマカレー」と合いがけしてみたり。「カシミールカレー」の食べ方を自分なりにアレンジしちゃったりして、新しい楽しみを見つけたりしています。

 あと、日本ならではのアレンジメニューである「ドライカレー」も結構オーダーしてます。オリジナルのペーストを使った「炒めカレー飯」。上野店では水曜日限定で「タンドリーチキンドライカレー」を供していますが、ボリュームもたっぷりで万人に親しまれる味わいです。カウンター席からは豪快な鍋ふりでの工程が見れちゃうのも「ドライカレー」です。また「タンドールが店内にないのにタンドリーチキンが食べれる」のも、厨房が狭く、タンドール窯が設置できない上野店ならではの工夫から生まれたもので、「オリジナルのソースでオーブン焼きしたタンドリーチキン」もファンが多いです。

 それでも最終的に行き着くのはやっぱり「カシミールカレー&コルマカレー」。これは「デリー」発祥のオンリーワンの味だからではないでしょうか。「カシミール」を例にとると、関東では「デリー」のイメージですが、西日本や九州では大手ファミレスチェーンのカレーとして認知されているようです。

 また大手食肉メーカーのレトルト製品なども商品化されています。ただし、カレーファンならば「黒茶褐色の旨辛サラサラカレーのカシミールはデリーが発祥」であることは皆さんご存知です。あまりの美味しさに「デリーDNAの味が全国区に広がっている」のです。今後も「日本のカレー文化」を発信し続け、時代が変化しても、その味は変わらず、「デリー」ファンを魅了し続けてくれることでしょう。

(文:エスニカン)