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ナワブ系列の中でも、長年にわたりパキスタンの味を日本に伝えてきた歴史を背負う旗艦店が、西新宿のナワブである。移転や時代の変化を経ても、その料理哲学は一貫して揺るがない。
看板の「カラヒ」は事前予約必須のスペシャリテ。オイリーでリッチ、荒々しい仕立ては、家庭料理として育まれてきたパキスタン料理の力強さを真正面から体現している。
かつて日替わりで提供されていた名物料理群は、現在では定番として体系化。プラオ、マンディ、ビリヤニといった米料理も完成度が高く、カレーとの相性も抜群。
日本の都心において、パキスタンの味をマニア層にとどめず、広く一般に浸透させてきた功績は大きい。その存在と影響力は、計り知れないものがある。
(文:福岡 裕介)
今年急速に一般層へと広がった「ビリヤニ」。実は25年前からビリヤニをオンメニューしていた先駆者がこの「ナワブ」です。今ほどハラールが注目されなかった頃からコミュニティの中心としてハラール料理を提供。今になって思い返せばその功績は計り知れません。
(文:松 宏彰)