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開店直後から通い続けていて、なんだかんだ一番食べているカレーかもしれない。
選択肢は鶏肉、魚介、野菜の三種類のみで全て方向性が違う。魚介と野菜は毎月内容が変わる。
作り方と仕上げ方は実はかなりめんどくさい方法をとっており、提供に時間がかかるのもそのため。
あくまでカレーライスとしての形態を追求しているが、インド料理を一通り試した上で日本をインドの一部として捉え直した結果だという。あと大江さんの人柄が素敵です。
(文:カレー哲学)
ちょっと異常なくらいおいしいカレーライスだと思います。
インドカレーをベースにしたミニマルでさらさらのカレーライスでありつつ、たとえば野菜カレーではバター、魚介カレーではかつおだしなど「うまみ」がビビッドに立っている。自分の中では、音数を絞った渋いインストに、ポップで癖になるメロディを乗せた音楽みたいなイメージです。かために炊かれた米との相性がまた絶好で、食後感は信じられないほどすっきり軽い。
(文:田嶋 章博)